2014年8月29日金曜日

隊員、空き家買う②

今回は譲り受けるまでの経緯について書きたいと思います。


まずもって、大前提に僕と高橋隊員は空き家対策と廃校活用が
与えられたミッションでした。
なので、早い段階で自分が空き家に移る必要性を認識していました。


ただ、空き家といっても、取り組めば取り組む程、
本当に状況が千差万別で、
ずっと誰も住んでない文字通りの空き家もあれば、
盆や正月だけ親戚が集まる家、
別荘のような利用をされてる家などがあります。

また、誰も住んでない空き家の中にも、冬季の雪降ろしなどの
親類や隣人にて管理がされている家があれば、
当時の荷物がそのままで茫然としてしまう家、
または不要な荷物が片づけられており、すぐに次の人が入れそうな家など
様々存在します。


実は、譲って頂いたのは盆や正月に親戚が集まるお宅でした。
そして冬場も県外の親類の方がしっかり管理されてて・・・。

要はずっとではないけど、ちゃんと現在でも大事に使われていたお宅でした。

盆や正月だけしか使わないなら、他の人に譲った方がいいじゃなかろうか?という
安直な考えは空き家を解消したい側の理屈だっていうことに気づかされました。


それは『故郷』なんです。


盆や正月にしかいかなくても、住んでた人達にとっては思い出が
沢山詰まった故郷だということ。その家を別に人に譲ることで
自分達の生まれ育った故郷が無くなってしまうということ。
この家の道路は昔、交通量が凄かった。小さい頃、家の前の川で
遊んでいた。昔は用水路が整備されてなかったなど、この家を起点に
様々な思い出がそこに住まう人々に残っているということ。


そのお宅のご親類の方と話す機会があり、そのやりとりの中で
故郷を喪失する寂しさが伝わりました。あぁ、なんて自分は浅はかさ
だったのだろうと。。


でも、だからこそ、今後空き家対策を進める上で空き家をただのハコとして
見るのではなく、一つ一つ、住み継いだ人達のストーリーを大事にしながら、
次に大事に使ってくれる人を探していきたいと心に誓ったのです。



ご親類一同で話し合って頂き、『柴原さんにお譲りいたします』と
回答を頂いた際の喜びは今でも忘れないし、
譲り受けた後もこのオーナーのご親類の皆さんが
気軽に見に来てもらえる家作り、関係作りが出来ればいいなと心底思ってます。


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